【自分で直せる?】ウエットスーツのボンドの種類と使い方

ウエットスーツ ボンドの種類と使い方

ウエットスーツは、ダイビングをはじめトライアスロン・サーフィンなどのスポーツ、そして水中工事などの潜水作業ダイバーに欠かせない装備です。しかし、ウエットスーツは摩擦や引っかかりなどで破れたり、縫い目がほどけたりすることがあります。そんなときに便利なのが、ウエットスーツのボンドです。

今回のコラムでは、ウエットスーツのボンドについて解説したいと思います。

目次

ウエットスーツのボンドって何?

ウエットスーツのボンドとは、ウエットスーツの素材に合わせて開発された接着剤のことで、ウエットスーツの補修に使われます。

さて、ウエットスーツのボンドには、どのような種類があるのでしょうか?また、ウエットスーツのボンドを使うときに注意すべきことは何でしょうか?ここから更に深堀りして、ウエットスーツのボンドの種類と使い方について解説します。

ウエットスーツのボンドの種類

ウエットスーツのボンドには、主に以下の3種類があります。

  • ネオプレンボンド:ネオプレン素材のウエットスーツに使われるボンドです。ネオプレンは、ゴムの一種で、水中での保温性や伸縮性に優れています。ネオプレンボンドは、ネオプレン素材の破れや穴を補修するのに適しています。ネオプレンボンドは、液状やチューブ状のものがあります。液状のものは、破れた部分に塗って乾かすだけで簡単に補修できるのが特徴です。チューブ状のものは、破れた部分に挟んで圧着することで補修できます。ネオプレンボンドは、水に強く、柔軟性も高いので、ウエットスーツの動きに合わせて伸縮します。
  • ラバーボンド:ラバー素材のウエットスーツに使われるボンドです。ラバーは、天然ゴムや合成ゴムの総称で、ネオプレンよりも耐久性や強度に優れています。ラバーボンドは、ラバー素材の破れや穴を補修するのに適しています。
    さて、そんなラバーボンドですが、液状やスプレー状のものがあります。液状のものは、破れた部分に塗って乾かすだけで簡単に補修できます。スプレー状のものは、破れた部分に吹き付けて乾かすことで補修できます。ラバーボンドは、水に強く硬化性も高いのが特徴です。
  • ファブリックボンド:ファブリック素材のウエットスーツに使われるボンドです。ファブリックは、ナイロンやポリエステルなどの繊維素材で、ネオプレンやラバーに比べて軽くて速乾性に優れています。ファブリックボンドは、ファブリック素材の破れや穴を補修するのに適しています。
    ファブリックボンドの種類としては、液状やシート状のものがあります。液状のものは、破れた部分に塗って乾かすだけで簡単に補修でき、シート状のものは、破れた部分に貼ってアイロンで熱することで補修できます。ファブリックボンドは、水に強く、色や柄も豊富なので、ウエットスーツのデザインに合わせられます。

ウエットスーツのボンドの使い方

ウエットスーツのボンドを使うときには、以下の点に注意しましょう。

  • ウエットスーツの素材に合ったボンドを選ぶ:ウエットスーツの素材に合わないボンドを使うと、接着力が弱かったり、素材を傷めたりする可能性があります。ウエットスーツの素材は、タグやラベルで確認できます。ボンドのパッケージにも、適用する素材が記載されていますので、必ず確認してください。
  • ウエットスーツを清潔にする:ウエットスーツに汚れや油分が付着していると、ボンドの接着力が低下したり、ムラができたりする可能性があります。ウエットスーツをボンドで補修する前には、必ず水洗いして乾かしてください。また、ボンドを塗る部分は、アルコールやアセトンなどで脱脂してください。
  • ボンドの使用方法を守る:ボンドには、使用方法や注意事項が記載されていますので、必ず守ってください。ボンドの量や乾燥時間、保存方法などを適切に行わないと、ボンドの効果が十分に発揮されなかったり、ボンドが劣化したりする可能性があります。
  • ボンドの安全性に注意する:ボンドには、有害な成分や揮発性の物質が含まれている場合があります。ボンドを使うときには、換気の良い場所で行い、手袋やマスクなどを着用してください。ボンドが目や皮膚に付着した場合は、すぐに水で洗い流してください。ボンドを飲み込んだり、火気に近づけたりしないでください。

ウエットスーツはボンドで自分で直すよりも、プロに任せたほうが良い!

ウエットスーツのボンドは、簡単な補修には便利なものですが、それだけでウエットスーツの性能や寿命を保証できるというわけではありません。ウエットスーツのボンドで補修した部分は、ボンドの接着力が弱くなったり、剥がれたりする可能性があります。また、ウエットスーツのボンドで補修した部分は、水圧や摩擦に弱くなり、再び破れやすくなります。ウエットスーツのボンドで補修した部分は、定期的に点検して、必要に応じて再補修する必要があります。

ウエットスーツは、水中での安全や快適さに直結する重要な装備です。ウエットスーツの補修は、自分でボンドで行うよりも、プロに任せたほうが良いというのが、私の結論です。

プロに任せるメリットは、以下の通りです。

  • プロは、ウエットスーツの素材や構造に精通している:プロは、ウエットスーツの素材や構造について、豊富な知識と経験を持っています。そして、ウエットスーツの状態を正確に判断し、最適な補修方法を選択できます。さらには、ウエットスーツのボンドだけでなく、縫い直しやパッチなどの補修方法も使い分けることができます。ウエットスーツの補修に必要な専用の道具や機材を持っていますので、スムーズに修復することが可能なのです。
  • プロは、ウエットスーツの補修を丁寧に行う:当たり前かもしれませんが、プロはウエットスーツの補修を丁寧に丁寧に行います。素人は面倒臭がるところですが、ウエットスーツの補修前に、ウエットスーツを清潔にしボンドを塗る部分をきちんと処理します。そしてウエットスーツの補修後にウエットスーツを乾燥させ、ボンドの接着力を確認します。完成後はウエットスーツの補修に関するアドバイスや保証も提供します。
  • プロは、ウエットスーツの補修を早く行う:時間を短縮するならプロにお願いするべきです。私達はウエットスーツの補修を早く行います。ウエットスーツの補修に慣れているので、ボンドの塗り方や乾燥時間などを正確に把握しています。我々は、ウエットスーツの補修にかかる時間や費用を事前に見積もります。ウエットスーツの補修を予約制にしている場合が多いので、待ち時間や混雑を避けることができます。

まとめ

ウエットスーツのボンドは簡単な補修には便利なものです。しかしウエットスーツの補修はプロに任せましょう。ご自身で修復しても、時間の無駄になることの方が多いです。プロに任せることで、ウエットスーツの性能や寿命を高めることができます。体を守って、水中での活動に欠かせない装備品ですので、信頼できる職人に任せましょう!

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